株式会社Exa Enterprise AIが実施した「生成AIの利用実態調査」の結果が発表されました。今回の調査で、企業の生成AI導入は全社的な広がりを見せ、RAG(データ連携)の取り組みも本格化していることが明らかになりました。
全社導入が6割に拡大、組織的な利用が本格化
調査によると、生成AIの全社導入割合は約6割に達し、前回調査(2024年5月実施)からさらに拡大しています。また、組織内の利用率も向上しており、「8割程度の社員が利用」する企業が2割に増加。「ほぼ使われていない」という回答が減少しており、組織全体での生成AIの利用が本格化していることが伺えます。
個人の活用レベルも向上、RAGの取り組みも活発化
個人の業務における生成AIの活用レベルも向上しており、「日常的に使用」するレベル5の回答が約5割と最大多数を占める結果となりました。
また、RAG(データ連携)の活用も進んでおり、5割以上が取り組み中と回答。「すでに業務で活用している」企業も2割を超え、企業における生成AIの活用がより高度化していることが伺えます。
一方で、RAGの取り組み状況には活用レベルによって差が出ており、レベル3の層では「取り組みたいが未着手」が7割以上と、今後の課題も見えてきました。
AIエージェントへの関心が高まる
最新トレンドへの関心としては、**「AIエージェント」が約5割の関心を集めました。**AIエージェントとは、人が設定した目標に対し、自律的に考えて動くAIのこと。RAG同様、AIの付加価値を高める技術として、特に個人の活用レベルが高い層からの関心が高いことがわかりました。
まとめ
今回の調査から、生成AIの導入は全社的な広がりを見せ、組織としての利用も本格化していることが明らかになりました。RAGの活用も進んでおり、より高度な活用フェーズに入りつつあります。今後は、AIエージェントのような新たな技術への関心も高まっており、生成AIの進化はさらに加速していくことが予想されます。
今回の調査結果詳細レポートは、以下のURLからダウンロードできます。https://event.exawizards.com/misc/2024176?utm_source=pr
出典:生成AIの利用実態調査(株式会社Exa Enterprise AI)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000308.000030192.html